こんにちは、Pantastic!(パンタスティック)編集部の西村です。
今回ご紹介するのは、フジテレビの人気ドキュメンタリー番組「セブンルール」で紹介されたパン屋さんのお取り寄せパンです!
HIYORI BROTのオーナー・塚本さんは、パン界の巨匠・志賀シェフのもとで修業していたのだとか。塚本さんが作る絶品のパンは、噛めば噛むほど素材の旨味があふれる“ごちそうパン”でした。
HIYORI BROT(ヒヨリブロート)のパンを作っているのは、塚本久美(ツカモトクミ)さん。
もともとはOLとして働いており、当時はパンが好きだったわけではないのだとか。しかし、パン職人の友達とパンをたくさん食べ歩いている内に、志賀シェフの作るパンに出会い「自分もこんなおいしいパンを作りたい」と、パン職人を目指すようになったそうです。その後、志賀シェフがオーナーを務める世田谷の名店・シニフィアンシニフィエで7年間の修行を積んだのちに独立。現在は兵庫県丹波市に居住を移して、パン職人として活躍されています。
HIYORI BROTは店舗を持たず、通信販売もしくはイベントのみパンを販売。通信では、3種類のおまかせセットを取扱っています。“その場所、そのときの、いちばんおいしい素材”を使用してパンを製造しており、どんなパンが入っているかは届くまでのお楽しみなのです!
※2017年9月19日(火)にフジテレビのドキュメンタリー番組「セブンルール」で紹介されたことにより注文が殺到したため、現在は通販は一時ストップしています。
Pantastic!(パンタスティック)編集部が注文したのは放送前の2017年9月15日(金)。9月19日(火)の「セブンルール」放送終了後にHIYORI BROTのサイトを見てみると……
5500件超えの注文があったのだとか! 「テレビの反響はすごいな……これだとうちに届くのも年単位かかるかもしれないな」と思っていたのですが、2018年1月31日(火)に発送連絡のメールが到着。パンが届いたのは翌日の2月1日(水)でした。約3.5か月で到着。(放送前の注文だったのでギリギリセーフといったところなのかもしれません)
さっそく届いた荷物を開けてみたいと思います!
ドキドキ……
パカ!
こ、これは、パンの宝箱やぁ~~~!
並べ方にセンスがないのは自覚してるので言わないでください
今回Pantastic!(パンタスティック)編集部がお取り寄せしたのは、「おまかせ 3,600円 セット」。
届いたパンは、向かって左上から食パン、変わった形の酒粕大納言、見た目はカンパーニュのようなジュリーノア、大豆がちらっと見えている青大豆とチョコレート、丸い形のげんこう、シンプルなバゲット、ごぼうが入ったごぼうの7種類です。
バゲットのような断面
まずはシンプルな食パンから!
小麦・塩・モルト(麦芽)・酵母・水といったシンプルな材料でできています。耳はカリカリ、中はむっちりとした食感で、噛めば噛むほど甘みも出てきます。「これって何かに似てるんだよな~」と思いながら食べていると、ピンときました。
この食パン、“お米”にそっくりなのです。耳はカリカリなので“パン”なのですが、中の部分だけを食べているとまるで“白米を食べている”かのような錯覚を覚えるほど、ごはんのような味わいと食感。
お次は酒粕大納言をいただきます。
こちらは丹波西山酒造場酒粕と、丹波の名産・黒さやの大納言小豆が入った、まさに“丹波尽くし”のパンなのです。
食べてみると、やさしい甘みがじんわりと広がり、酒粕の風味が後からふわっと香ってきます。まるで甘さ控えめな和菓子のようなパンです。
カンパーニュのような見た目をしているこちらはジェリーノア。ジェリーノアというのは小麦の名前なのだそうです。
酸味のある味で、しっとりモチモチの食感。温かいスープと合わせるのがおすすめだそうなので、筆者はきのこクリームスープと合わせたのですが、とってもおいしかったです! 酸味があるので味が強めのチーズやハムなどを乗せても合うと思います。
青大豆とチョコレートには、丹波市うむ農園の青大豆と、ベルギーカレボー社のチョコレート入り。
「大豆とチョコレートって合うのかな?」と少し疑問だったのですが、ほっくほくの青大豆はほんのり甘く、ほろ苦いチョコレートとベストマッチしていました!
パンの名前にもなっている佐賀県馬渡島(まだらしま)の特産・げんこうのピールが入ったげんこう。
げんこうとは、馬渡島でしか生産されていない幻の柑橘なのだそうです。リッチなブリオッシュ生地にげんこうピールが練り込まれていて、食べてみると爽やかな酸味と甘さがクセになります! イメージ的にはレモンとミカンの間といった感じでしょうか。
HIYORI BROTの定番商品・バゲットもいただきます。
こちらは、茨城県宗像ファームの小麦と島根県静間の藻塩(※海藻からとった塩のこと。ミネラルが豊富で塩分濃度が低い。まろやかな口当たりが特徴)とにがりで焼かれているのだとか。
皮の部分は香ばしさの中に、にがりの苦みのようなものを少し感じます。中はもちもちしていて、噛めば噛むほど甘みがでてきます。
最後は、島根のごぼうを使ったごぼう。
味噌バターの生地に、細かくカットされたごぼうがたくさん入っています。ごぼうのしゃきしゃき食感がたまりません……! 食べているとごぼうを食べているのか、パンを食べているのかわからくなるほど均等にごぼうが入っているので、どこを食べてもごぼうの味をしっかりと楽しめます。
バターがじゅわ~
HIYORI BROTのパンは、素材の旨味がしっかりと引き出されている“ご馳走パン”でした。
噛めば噛むほどおいしさが増していくので、ずっと噛んでいたくなりますよ。現在はお取り寄せは休止中ですが、イベントなどには出店されるそうなので、近くにお住まいの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
■店舗名:HIYORI BROT
■ホームページ:http://hiyoribrot.com/
■住所:兵庫県丹波市氷上町
■メールアドレス:hiyoribrot@gmail.com
■お取り寄せする:https://hiyoribrot.stores.jp/
■代表的な商品:バゲット
■お店紹介
月の暦で働くパン屋さん。
オーナーの塚本さんはシニフィアンシニフィエで修業したのち独立。おまかせセットのみの販売で、「その場所、そのときの、いちばんおいしい素材をつかった いちばんおいしいパン」を焼き上げる。