前回に引き続き、瀬戸内海に浮かぶ小さな島のパン屋paysanの『お試し6点セット』のなかから、残りのハード系パン3種類をご紹介します!
paysanのパンは、前編でもご紹介したように、オーガニックのレーズンから起こした自家製天然酵母を使用。オーナーの手作りレンガ窯で焼きあげていくことで、中はしっとり、外はカリッとしています。
(前編はこちら→https://panpak.jp/archives/6741)
ハード系のパンというとシンプルな材料で作られることが多いので、その食感はもちろん、素材の味をダイレクトに感じられることも特徴の一つですよね。
前編でご紹介した甘いパンは、パン生地と練り込まれたフルーツが程よく混ざり合っていました。期待に胸が高鳴りつつ、paysanのハードパンをさっそく味わってみることにしましょう!
持った感じは、がっしりとしていて、見た目に比べ重量感があります。
断面からもわかるかと思いますが、玄米のそれとわかるような粒はありません。それだけに口当たりが柔らかく、しっとりモチモチした食感で、口に入れた瞬間お米の甘さが口いっぱいに広がります! オーガニックのレーズンから作った酵母と相まって、素材の甘さを十二分に醸し出しているのかもしれません。
スライスしてから表面を軽く焼いて、スープやサラダと一緒に主食として、また、軽くバターを塗って食べるのも〇です。
カンパーニュのハーフカットというと、半円形のものを想像していたのですが、来てみてちょっと意外! かたつむりのような形をしています。おもしろい形ですね。
写真からわかるように、茶色い粒つぶがあります。これは全粒分を配合しているためで、生地全体がほんのりグレーがかった茶色に色づいています。味のほうは見た目と違い、ザラついた食感などは一切なく、全粒粉ならではの風味が引き立っています。
こちらもスライスして軽く焼いてそのまま、または軽くバターを塗って食べるのがオススメです。
こちらは、このお試しセットのなかで唯一ホールサイズでした。
生地の表面には胡麻がたっぷり! バゲットの香ばしさと胡麻の風味が絶妙にマッチしている一品です。外はカリカリ、中はもっちりとした食感を楽しんでいると、ゴマの風味が時々顔を出します。
生ハムの塩気とゴマの風味がベストマッチ
筆者は生ハムなどを挟んでサンドイッチにしてみました! これはたまらないおいしさ……
お酒のおつまみや前菜としても◎
『お試し6点セット』後編はいかがだったでしょうか。気になるパンは見つかりましたか?
paysanのパンは、全体的にシンプルな材料ながらも深みのある味わいで、天然酵母による自然な甘さとやさしい風味が特徴のパンでした。
ハード系のパンは重厚感があるので主食にもピッタリですよ!
瀬戸内海に浮かぶ小さな島のパン屋paysanから、パンをお取り寄せしてみてはいかがですか?