ひと昔前までは、流行りのものといえば、雑誌やテレビなどのメディアで知ることがほとんどでしたが、最近ではInstagramやTwitterといったSNSで投稿されたものが話題を呼び、流行になるといったことも多いですよね。もちろんパンも例外ではありません。
今回ご紹介するのは、各SNSでとても話題になっているスイートブレッド。なんと跳び箱の形をしているパンなのです!
こちらがとびばこパンを作っているPain de Singe。真っ赤な外観がとてもオシャレですね。
Pain de Singeとは、フランス語で「おさるのパン」という意味。オーナーの門田さんが、昔から「サルっぽい」と言われることが多かったことから名づけたのだそうです。
実店舗は大阪の堺市にあり、お総菜パンや菓子パンなどさまざまなパンを取り扱っていますが、通販で購入できるのは現在「とびばこパン」だけとなっています。跳び箱の形のパンを思いついたのは、門田さんがお子さん体操教室を見学していたことがきっかけだそうです。
もともとデザイナーをしていた経験を活かして跳び箱の形をしたパン型を特注、そうして生まれたのがこの「とびばこパン」なんですね。インパクトのある外見はSNSでも大きな話題を呼び、オレンジページなどの雑誌などにも取り上げられました。
3月に伊勢丹で行われたパンのイベント「ISEPAN! -パン好きのための、パンの祭典。-」を始めとしたさまざまな催事にも多く出店しています。
また、とびばこパンは見た目のかわいさだけではなく天然酵母を使って作られているとのことで、味にも期待が膨らみます。
Pain de Singeのとびばこパンは、公式オンラインショップからお取り寄せができます。通販はとびばこパンのみの取り扱いなのですが、パッケージカラーの選択が可能で、
・イエロー
・マルーン
・モスグリーン
・そらいろ
・さくら
・クラフト(※店舗限定のため通販での単品販売は無し)
の6食から選ぶことができます。今回は中でも人気の、「さくら」を購入してみたいと思います!
支払い方法はVISA・MASTER・DINERSいずれかのクレジットカードもしくは代金引換になります。
指定は5日後から可能ですが、日曜日の発送はできないためその点は注意が必要ですね。
今回は代引で注文して翌週の火曜日を着日も指定したので、1週間弱で手元にパンが届きました。
届いた!
常温便で届いたダンボールを開けてみると、可愛らしいパンフレットが目に飛び込みます。
跳び箱型!
かわいい!
中身を取り出すと、跳び箱型のパッケージにしっかりと包まれた跳び箱パンが入っていました。淡いさくら色の包装紙がかけられ、とてもかわいらしい雰囲気です。
そしてパッケージももちろんですが、こんなにかわいいチラシが同封されていました!
とびばこパンには、こんなストーリーが隠されていたのですね。
ちなみにとびばこパンは台形なので、一般的な食パンよりやや小ぶりのサイズです。
ティッシュとの比較、わかるでしょうか?
ただし生地の量は角食と同じだけ使うので、密度がぎゅっと詰まってカステラのようなきめの細かい食感になるのだとか。
とびばこパンの賞味期限は商品発送日から5日間とのこと。筆者の場合、発送日の翌日に届いたので残り4日間ですね。さっそく食べてみたいと思います!
これはまさに跳び箱!!
同封されていたパンフレットによると、おすすめの切り方は「跳び箱のように横にカット」すると書かれています。(ただしその場合1枚1枚の大きさが違ってしまうので、喧嘩になりそうなら縦に切ってもOKとのこと。)
せっかくなので、オススメの通り跳び箱のようにパンナイフを入れていきましょう。
切り終わると、そこにあるのはまさに5段の跳び箱です。小学生の時の体育を懐かしく思い出してしまうほど、跳び箱そのものではないでしょうか?
まずは1段目を何もつけずにそのまま頂いてみましたが、口に入れて強く感じたのは「甘い!」という印象です。スイートブレットというだけあって、何かに合わせて食べる食事パンというよりは、これだけで十分食べられる甘いパンなんですね。
しっとりしたクラム
食感は写真でみても分かる通り、ぎゅっと詰まっています。天然酵母を使用していることも関係しているのか、しっとりとした食感で小麦の香りも感じられます。
卵が入っていて生地自体にほんのり黄色みがかかっています。「甘くて優しい」という表現がぴったりのパンでした。
自家製いちごジャムを乗せて
Pain de Singeのとびばこパンは、パッケージをあけたときに思わず笑顔になってしまうようなすてきなパンでした。「おいしいとたのしい たのしいからおいしい」というお店のコンセプトにも納得です。
届いた当日はそのままの状態でいただいたのですが、翌日はトーストしていただいてみました。お菓子寄りのパンなので、やや強めにカリっと焼くのがおすすめ。軽い食感で香ばしく、昨日とはまた違った味を楽しめました。
皆さんもぜひ、とびばこパンで「たのしくておいしい時間」を過ごしてみてください。
学校などで、跳び箱にチャレンジしようとしているお子さんへのプレゼントにもぴったりですよ。
■店舗名:Pain de Singe
■ホームページ:http://shop.singe.jp/
■住所:〒大阪府堺市西区津久野町1-8-15
■電話番号:072-320-7257
■メールアドレス:shopping@singe.jp
■代表的な商品:とびばこパン
■お店紹介
フランス語で「おさるのパン」という意味を持つPain de Singe。昔からオーナーの門田さんがサルに似ていると言われていたという、いうユニークな由来の名前です。天然酵母を使用した優しい味のパンが人気で、中でもとびばこパンはそのフォトジェニックな見た目で大きな話題を呼んでいます。
橋本 なおこ
北関東在住のんびり田舎暮らし。カーテンを開ければ目の前は森、庭にはキジが歩いています。おいしいパンのためならどこへでも!のパン好きライター。