「金谷ホテルベーカリー」と「パン好きの牛乳」がコラボすることになったのは、今から約半年前。近年、高級食パンブームにあることから、製法や素材にこだわった新しい食パンを目指してプロジェクトがスタートしました。
高級食パンは、「しっとり」「もちもち」した食感と、「ミルク感のある生地」「甘さと風味のある生地」が主流です。「金谷ホテルベーカリー」には、ロングセラーの食パン「ロイヤルブレッド」や、栃木県産の食材を主に使用した高級食パン「栃」が既にあります。
これらとは一線を画して「パン好きの牛乳」のみを使い、この牛乳の特徴である「コクがあるのにスッキリとした飲み心地」を食パンでも表現することを1つの目標に掲げました。また、店舗から遠く離れた場所に暮らす方にも「しっとりともちもちの生食パンを解凍するだけで味わってもらう」という他の高級食パンにはない体験を届けることも目標にしました。
今回のコラボで使われた「パン好きの牛乳」はそのユニークな名前の通り、パンが好きな人のために作られた牛乳で、2018年4月に発売された商品です。
「パン好きの牛乳」を販売するのは、カネカ食品株式会社。ベーカリーや菓子を中心に業務用食品素材を販売する会社で、60年以上の歴史があります。
これらの素材を手がける株式会社カネカは、後継者不足や労働力不足など厳しい環境にさらされている国内酪農業の課題に目を向けました。そして、酪農家と共に魅力ある酪農業を考え、酪農から乳製品の生産販売まで一貫した乳製品事業を新たにスタートさせることになりました。
そこで、ベーカリー業界を盛り上げるため、第一弾商品としてパン好きの若い女性をターゲットにした牛乳を作ることになり、調査から始めました。すると「牛乳を飲む時にパンを食べる人は7割、しかしパンを食べる時に牛乳を飲む人は3割」という結果となり、パンを食べる時に牛乳を積極的に選ぶ人は思いのほか少ないという事実が浮かび上がりました。
その後、パンの愛好家にインタビューを行うと、「濃厚な牛乳は好きだが、パンの味を消してしまう」という意見が多く集まりました。そこで、“コクがあるのに後味すっきり”をコンセプトにした牛乳の開発が始まりました。
カネカは、高品質でおいしさを追求した乳製品の開発・製造を目的に、2018年1月にベルギーのピュアナチュール社と技術提携。北海道産の生乳を原料に加熱時の温度と時間を丁寧に調節する製法で、生乳本来のコクはそのままに、すっきりした後味を実現。パン好きに好まれる、“コクがあるのに後味すっきり”の牛乳を完成させました。発売されて以来、パン好きの間でジワジワとその噂が広まり、今では入荷してすぐに完売してしまうベーカリーもあるほど人気を得ています。
次回は(11月24日/火 配信予定)、「金谷ホテルベーカリー」が手がけた「パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン」の開発秘話についてお伝え致します。
※今なら、パン好きの牛乳ソフト保冷保温ランチトートバッグ(小)がもらえるそうです。
※賞味期限:パン:30日間(冷凍保存)
※冷凍便にてお届け致します。
※パンは解凍してからお召し上がりください。
※パンはカットしておりません。
アレルギー表示(28品目中)
・パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン 小麦、乳成分
【Vol.1】本日発売開始!金谷ホテルベーカリーと「パン好きの牛乳」のコラボ食パン
【Vol.2】「パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン」を生んだ金谷ホテルベーカリーが誕生するまで
【Vol.3】“パンの神様”と呼ばれた、川津勝利ってどんな人?
【Vol.4】良いものは変えない。ホテルの朝を支えてきたパンへのこだわり
【Vol.5】ロングセラー「ロイヤルブレッド」ほか、人気パンをご紹介
【Vol.6】「パン好きの牛乳」のみを使い、他にない体験の高級食パンを(本記事)
【Vol.7】【開発秘話】「パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン」はこうして生まれた
【Vol.8】【お取り寄せレポート】パン好きの牛乳とコラボ「パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン」