1893年(明治26年)、日本の避暑地・日光で営業を開始し、今もなお現存する日本最古のリゾートホテル「日光金谷ホテル」。外国人がまだ珍しい時代から、キャビア、コンソメスープ、ステーキなど本格的な西洋料理を提供してきました。
そんななか、1925年(大正14年)に「日光金谷ホテル」に入社し、以後60年近くにわたってひたすらパン作りを追求した川津勝利がいます。“パンの神様”と呼ばれ、「金谷ホテルベーカリー」の礎を築いた人物です。
今の時代、パンはいつでもどこでも手軽に購入でき、素材を手に入れて自分でも作ることができますが、今から約100年前のパン作りはどんな状況だったのでしょうか。
その答えは、「金谷ホテルベーカリー」のWebサイトにある「聞き書き パン作り50年」(聞き手・柴山佳代子記者/朝日新聞1977年5月11-12日所載)にあり、当時の様子が詳しく語られています。
「聞き書き パン作り50年」
https://www.kanayahotelbakery.co.jp/history/kawazu.html
そこには、興味深いエピソードの数々がつづられています。例えば、パン作りに必要な菌を大手のパン工場から分けてもらい、自分で増やさなくてはいけなかったこと。パン作りを極めるためにパン屋をまわってやり方や分量を聞き、自分自身で研究を重ねたこと。ホテルで雇う外国人コックに、どうしたらいいパンができるかを聞いたこと。
また、パンが美味しいと調理場まで言いに来た外国人には、その人の国のパンがどうなっているのかを聞き、新しいパン作りに熱中して朝5時から夜10時までは職場にいたそうです。まさにパンのために生きてきた人生を感じることができます
パン作りを面白がり、常によりよいパンを追求してきた川津勝利の精神。これは今の「金谷ホテルベーカリー」にしかと受け継がれており、今回発売となった「パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン」の開発でも妥協を許さず、半年の歳月を費やすことになりました。
次回は(11月13日/金 配信予定)、金谷ホテルベーカリーのパン作りの精神やこだわりについてお伝えします。
※今なら、パン好きの牛乳ソフト保冷保温ランチトートバッグ(小)がもらえるそうです。
※賞味期限:パン:30日間(冷凍保存)
※冷凍便にてお届け致します。
※パンは解凍してからお召し上がりください。
※パンはカットしておりません。
アレルギー表示(28品目中)
・パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン 小麦、乳成分
【Vol.1】本日発売開始!金谷ホテルベーカリーと「パン好きの牛乳」のコラボ食パン
【Vol.2】「パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン」を生んだ金谷ホテルベーカリーが誕生するまで
【Vol.3】“パンの神様”と呼ばれた、川津勝利ってどんな人?(本記事)
【Vol.4】良いものは変えない。ホテルの朝を支えてきたパンへのこだわり
【Vol.5】ロングセラー「ロイヤルブレッド」ほか、人気パンをご紹介
【Vol.6】「パン好きの牛乳」のみを使い、他にない体験の高級食パンを
【Vol.7】【開発秘話】「パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン」はこうして生まれた
【Vol.8】【お取り寄せレポート】パン好きの牛乳とコラボ「パン好きの牛乳仕込み 冷凍生食パン」