街にはイルミネーションが輝き、クリスマスの準備がはかどる季節がやってきました。
キリスト教の宗派によっては、クリスマスの3週間ほど前から当日までの期間をアドベントと呼ぶそうです。アドベントの間は、「シュトレン」というパンを毎日少しずつ食べる伝統的な風習があるのだそうです。そこで今回は、クリスマスにぴったりなパン「シュトレン」をご紹介します。
「シュトレン」の生地には、たくさんのドライフルーツや、ナッツが練りこまれています。表面には、まるで雪化粧を施したように砂糖がたっぷりかかっています。 ドライフルーツや、ナッツの組み合わせは地域や各家庭によってオリジナルのレシピがあるのだとか。 「シュトレン」の食べ方も、家庭によってこだわりがあるのだそうです。クリスマスまで毎日少しづつスライスをして食べたり、味が染み込むようにクリスマス当日まで寝かせておくなど、様々な楽しみ方があります。
「シュトレン」の歴史は古く、14世紀まで遡ります。昔は、「シュトレン」に使われる素材など決められたレシピに則って作らなければならないという制約があったのだそうです。 「シュトレン」の本場、ドイツのドレスデンでは、毎年「シュトレン祭り」が行われます。巨大な「シュトレン」が旧市街の街を練り歩く光景は圧巻だとか。祭りの最後には、シュトレンが大きなナイフで切り分けられ、販売されるそうですよ。 歴史がある「シュトレン」ですが、最近は日本でも、クリスマスマーケットやパン屋さんで取り扱っているのを見かけるようになりました。
クリスマスを待つ間、日ごと味に深みを増していく「シュトレン」。色々な味があるので、あなた好みの味を探してみるのも良いかもしれません。今年は、「シュトレン」と共にクリスマスを迎えてみてはいかがでしょうか。
半年以上の長い期間漬け込んだドライフルーツやナッツがふんだんに練りこまれた一品は是非食べてみたいですね。
http://zopf.jp/backstube-zopf/b-menu-index/2016stollen/
食いしん坊さんにぴったりの「シュトレン」だけでなくサンタクロースのパンなども入った可愛いくてお腹いっぱいになるパン箱です!
http://www.andersen-net.jp/shop/item_detail?item_id=1129675
こちらは一風変わった和の素材を贅沢に使った「シュトレン」です。抹茶と合わせて食べてみるのも良いかもしれませんね。