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福島のGET WELL SOONは酵母が2種類!プレーンパンで違いを食べ比べ【お取り寄せ】

DATE
2016.11.11
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ゲットウェルスーン

10月のハロウィンも終わり、早いもので年末もあと2か月となりました。築地市場やオリンピックの話題は次々と問題が発覚していく中、もう5年半も時がたつ東日本大震災で起こった原発事故にもまだまだ問題が残ったままです。復興をキーワードに福島の生産者を応援する企業や活動家の方も多くいらっしゃいますが、個人やご家庭の皆さんでも、おいしいパンのお取り寄せを通じて福島の応援をしていきませんか? 今回は福島県で天然酵母のパンを作られているGET WELL SOONのパンをレポートします。

酒屋さんの知識を活かした自家製酵母でふくらむパン

ゲットウェルスーン

GET WELL SOONは福島県の南部、栃木県と茨城県からも近い東白川郡に店舗をかまえています。最初は店主の八代さんのご実家である酒屋さんでパンの販売をされていたそうなのですが、2007年に隣町に移転したのだそうです。店舗と通信販売の他にも、ギャラリーやコーヒー店への納品やイベントへの出店もされており、様々な地で味わう機会をつくっていらっしゃいます。

こちらのお店の特徴は、何と言っても酵母へのこだわりです。使っている自家製酵母は2種類で、酸味のある小麦全粒粉酵母と、酸味の少ない玄米甘酒酵母をパンによって使い分けています。全粒粉は福島県産の無農薬のもの、玄米は宮城県産の自然栽培のもので、その玄米をつかって甘酒から手作りされているのだとか。ご実家が酒屋さんですし、きっととてもおいしいのでしょうね。

色鮮やかなパンに目移りしそう

それでは早速注文にうつります。ホームページには単品の他にもおまかせセットやおやつセットも用意されており、彩りのきれいな写真が多いので見ているだけでも楽しいです。

しばらく写真を眺めたあと、お目当ての商品をカートに入れていきます。今回は、酵母の2つの食べ比べをするべく、小麦全粒粉酵母の「プレーン山型ひと山」と、玄米甘酒酵母の「プレーンバゲット」を注文することにしました。名前や住所を入力すればすぐに注文完了。お店の方でイベントへの出店などが重なると、発送まで少しお時間がかかるとのことですが、今回は注文後1週間ほどの日付指定をしたところちょうどその日にお届けしてくださいました。

開封してみると、シンプルな2つのパンと、おまけに添えられたプチパンがひとつ。緩衝材の紙がきれいな水色で、細かな気遣いが嬉しくなります。

味の違いは歴然!酸味と甘味がどちらも心地よいパン

ゲットウェルスーン

それでは「プレーン山型」からカットしてみます。袋を開けたときから香るほのかな酸味は小麦全粒粉酵母によるものでしょうか。取り出してみると外側の表面は少ししっとりとしていて、ひと山とはいえ重みがあります。カットした断面には細かな気泡が入っていることが確認できます。

さっそくそのまま一口、想像よりもはっきりとした甘酸っぱさが感じられます。トースターで焼いてみると、地粉の香りが引き立てられてすこしマイルドな印象に。「やわらかな塩気が素材の甘みと合うかも……」と思い、家にあった旬の無花果をペーストにしたものと、あんこのペーストを塗って粗塩をぱらり。素材が互いにいいところを引き出しあうような組み合わせになりました。

ゲットウェルスーン

次に、玄米甘酒酵母の「プレーンバゲット」を開けてみると一転、甘い香りがふんわり広がります。全粒粉は入らずプレーン山型より白っぽい生地ですが、表面に玄米のかけらのような茶色い部分が部分的に見えます。カットすると大小の気泡がきれいに見えて、さっそくかじると酸味はあまりなく、よりやさしい印象です。

ゲットウェルスーン

トーストするともっちり感が増して、噛むごとに甘みが出てきます。白ごまのすこし塩のきいたペーストにスパイスやパクチーを合わせると、軽めの赤ワインがぴったりな夕方の軽食になりました。

お好みの酵母で選ぶ楽しさも、食べ方を考える楽しさも

ゲットウェルスーン

いちじく&あんこのトースト&コーヒー

4〜5日は常温で日ごとに香りと味わいが増すとのことで、自家製酵母ならではの時間経過を楽しめます。香りを楽しむためにもすぐに冷凍はしない方がオススメですよ。

プレーン山型はトーストはもちろんですが、薄切りにしてラズベリーや洋梨の甘いジャムでサンドイッチにしても美味しそう。またバゲットは噛み応えもしっかりなので、野菜とパテでバゲットサンドを作ってランチに持って行ったり、もっと薄切りにしてチーズやハムを乗せてタルティーヌでおもてなしをするのにも向いていると思います。

こだわりの自家製酵母と厳選された素材は、それぞれのパンやお菓子のページにすべて記載されています。基本的には卵や乳製品などの動物性の素材、白砂糖は使わないとのことで、ドライフルーツやナッツもオーガニックのものを使用しているとのこと。たとえば普通はバターとワッフルシュガーたっぷりでつくられるシナモンロールでも、油分は菜種油、甘みはオーガニックの黒糖と酵母でも使用されている玄米甘酒で作っているのだとか。

健康にも配慮されているパンを眺めていると、またすぐにでも次のパンを注文しそうになります。福島のパン屋GET WELL SOONさんの少し酸味の感じられる小麦全粒粉酵母パンと、甘い香りの玄米甘酒酵母パンを皆さんも実際に食べ比べてみてはいかがでしょうか?

GET WELL SOON
http://getwellsoon.jp
福島県東白川郡棚倉町大字上台字カハキ沼1-10
0247-33-8130
プレーン山型、レーズン山型、ブルーベリースコーンなど
1999年オープン、国産小麦と自家製酵母、オーガニックな材料で作られるシンプルなパンとお菓子が人気。青山パン祭りへの出店や、マクロビオティック食材店リマでの販売など都内にもファンが多い福島のブーランジェリー。

この記事を書いた人

依田 萌
朝はコーヒーとシンプルな食パン。夜はワインとシンプルなカンパーニュ。今日は何をのせましょう。

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