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たくみにしかわ バターラスク

菱田ベーカリーの「羊羹ぱん」ってどんなパン? なつかしくてあたらしい?人気の秘密に迫る!

DATE
2019.5.7
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菱田ベーカリーは、終戦後の食糧難をきっかけに昭和26年より高知県で創業。地域の人々の食を支えつつも、現在は、羊羹ぱん(ようかんぱん)を製造・販売しているパン屋さんです。

こしあんの丸いあんパンの上に、茶色い羊羹をコーティング。「甘さの上ぬり」ともいえる羊羹ぱんは宿毛市を中心とした高知県南西部、愛媛県南部の地域で一般的に食べられています。また、近年では高知県産の一次産品を取り入れたご当地パンとして注目。

よそにないオリジナルのパンとしての魅力だけではなく、PR活動など、一歩先を読んだ商品戦略、市場戦略に取り組んでいます。

今回は、そんな菱田ベーカリーの専務、菱田仁さんに羊羹ぱん誕生のきっかけから今後の展望までお伺いしました。

 

羊羹ぱん誕生のきっかけ

―こんにちは。まず、菱田ベーカリーさんについて教えてください。

菱田さん

戦後まもなく昭和26年に創業しました。戦前までは呉服屋だったのですが、当時開業した祖父菱田喜久治は針も糸もない物資のなかで食糧難だったこともあり、地域の食を支えるパン製造業に転身することを決意して地元の雑貨屋や小売店などを自転車で配って販売することをはじめました。

当時すでにパン製造をてがける競合もありましたがその中で家族と従業員とで頑張ってこれまで営業してきました。

―なるほど…最初は呉服屋さんだったのですね!そこから「地域の食」を支えるパン製造業に。さっそくなのですが、お店の看板商品である「羊羹ぱん」はどういうきっかけで誕生したどんなパンなのでしょうか…

菱田さん

こしあんパンの上に羊羹をコーティングしたまさに甘さの上塗りなあんパンです。連想しただけで甘そうですが、実はこしあんはあっさりした味で羊羹部分も甘さ控えめでつくってます。

こちらの地域はもともと洋菓子よりも和菓子などが好まれる地域で当社でも饅頭や羊羹などの和菓子を昔つくってました。そういったこともありどこから伝わってきたのか、あんパンに菓子作りで余った羊羹でつけてみたところ、田植え時期の休憩時のおやつなどで好評で50年近くつづくロングセラーとなりました。(表面が焦げた部分を隠すのに、羊羹を付けたという説もあります。)

聞いたところ北海道や静岡などでもポツポツとあるようですが昔全国的に広がっていたようで、残っているいくつかの地域でそれぞれの形にカスタマイズされているこのパンはすごく面白いとおもってます。

 

時代に合わせて変化する羊羹ぱん

 

―羊羹ぱんについて「なつかしくて あたらしい。」とHPに記載がありますが、時代の変化に合わせたアプローチやこだわりを教えてください。

菱田さん

あんこや羊羹の配合についてはそのときどきにあわせて変化させてきています。どうしてもその時の小豆の状況や味の好みも変化してきているので。

ただ当社のこの地域で歩んできた68年は誰にもまねできないと思ってますので、それを伝えるブランドづくりをHPや商品、伝える言葉など細部にわたってこだわってきています。

なつかしくてあたらしいはその時代にあわせた伝え方として昭和初期から歩んできた当社のポリシーとそれを伝える商品をさらに磨きあげることです。

―味やあずきへのこだわりはもちろん、ブランディングや伝え方を工夫なさっているのですね。羊羹ぱんのあん(案)のネタはどのように決めているのでしょうか?

菱田さん

基本的に季節にあわせて選んでます。しかし、最近はいろんな地域のいい素材を探して商品をつくることも考えてます。例えば今年は不作でむずかしいのですが四万十栗のモンブランクリームの羊羹ツイストなど。

―四万十栗のモンブラン!以前PANPAKでも取り上げさせていただきました。(その時の記事はこちら)

昨年、”地域密着型”で老舗の菱田ベーカリーさんが、昨今パンの販売イベントやECサイト、成城石井などに出店など、”外”への動きが活発化しているように感じました。販売チャネルの工夫や販路拡大についてのお気持ちなどを教えていただきたいです。

菱田さん

そんなに万人受けするパンでもないので少し変わり種のあんパンでちょっと会話の一つになる手土産として販売できればと思ってます。

 

創業者に思いを馳せながら今後の展望へ

 

―(前身から数えて)明治、大正、昭和、平成…令和と5つの時代を経ている菱田ベーカリーさんですが、今後の展望を教えてください。

菱田さん

祖父の代から地域の食を支えて68年が過ぎたのですが、最近このパン屋の創業者がどう考えてパンづくりをはじめたのかよく考えてます。

時代の変化に合わせて業務用のパンや小売店への卸や給食のパンといろんなチャネルに変化してきているので自分自身も世間の風に吹かれながら変化に対応していけたらなと思ってます。

今後の展望についてはいろいろありすぎて内緒です。

―昭和からの続く味の魅力だけではなく、時代に合わせて変化する菱田ベーカリーの今後の展開に目が離せません。本日は色々お話ししていただきありがとうございました!

 

「なつかしくて あたらしい。」をぜひ味わいください。

「なつかしい」という土台があるからこその「あたらしい」ことへの挑戦。地域の食を支えてきたという歴史が強く感じられました。

羊羹ぱんは地元のスーパーやコンビニエンスストア、道の駅だけではなくオンラインからでもご購入が可能です。

プレーンの羊羹ぱんだけではなく抹茶や栗、柚子、紫芋のさまざまな味わいが揃っています。ほかにも、長く変わらず作られている昔懐かしい食パンは味わいが濃いため厚切りで食べたい方にピッタリです。

菱田ベーカリーさんのお取り寄せはこちらから。

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