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片山流、パンを楽しむマイルールとは?パンの語り部たち Vol.1 片山智香子さん【前編】

DATE
2018.12.5

今、日本中を席捲しているパンブーム。
「パンを作る人」「食べる人」はもちろん、「パンについて語る人」の存在を抜きにしては語れません。
PANPAKでは、その方たちを「パンの語り部たち」と(勝手に)名付け、お話を伺う企画をスタートしました。
パンの語り部たちにお話を伺う特集。第1回目は、旅するパンマニア 片山智香子さんです。

― 今日はお越しいただきましてありがとうございます(今回のインタビューはPANPAK編集部内で行われました)。「パンの語り部たち」記念すべき第1人目として、旅するパンマニアとしておなじみの片山智香子さんにお越しいただきました。

片山さん

よろしくお願いします。

― まず最初は、片山さん自身のことを伺いたいと思っていまして、今、片山さんがどんな活動をされているのかお聞かせいただけますか。

片山さん

今は、パンイベントのパンの選定や、パンマニアとしてテレビをはじめとしたメディアにもいろいろと出させていただいていますが、中心としている活動はFacebookにある「パン屋さん巡りの会」という、ファンが20,000人いるコミュニティでの発信です。Facebookだけでは情報が流れてしまうので、それを補完する意味と備忘録を兼ねて「旅するパンマニア」というブログも運営しています。
また、製粉会社が主催する経営者セミナーや、コアなパン好きに向けた企業の新商品イベントなど、パンを切り口にしたマーケティング支援のような活動も行っています。

もともとは、パンがそこまで好きじゃなかった

― まずは、片山さんが、パン好きになったきっかけについて伺いたいと思います。

片山さん

実は、私、もともとパンがそこまで好きじゃなかったんです。子供の頃なんて、パンは母親が朝食を作るのが面倒なときに出てくるものだ、くらいに思ってたんです。ところが、25歳位の時にカルチャーショックを受けまして。

― カルチャーショックですか。

片山さん

はい、パリに旅行に行ったんです。そのときに食べたパンがめちゃくちゃおいしくて。
しかも、そのパンは、ブーランジェリーとかじゃなくてキヨスクで買ったようなパンだったんですけど、それがすごくおいしいんです。私が今まで日本で食べてきたパンはなんだったのかと。

それまでパンに関してあまり関心を持っていなかったのは、私が今まで食べてきたパンに対してそうだっただけで、パン自体はおいしいものなんだということに気付いたんです。それで、日本に帰ってからおいしいパンを探すようになりました。

ー今まで自分が知らなかっただけで、日本にもおいしいパンがたくさんあるんだと。

片山さん

はい。当時はネットもなかったので、おいしいパンの情報源は雑誌です。パンの特集がある雑誌を集めて、そこに掲載されているお店を巡るようになったり。

―パリで食べたパンに衝撃を受けて、そこからパン探しが始まったと言うことなんですね。その当時と今では、日本のパンの味って違いはありますか?

片山さん

今の方が全体のレベルは上がっていると思います。ただ、以前からおいしいパンはかわらずおいしいです。私、日本でおいしいパンを探し始めて、最初に衝撃を受けたバゲットがVIRONなんです。「どうしてフランスのパンが日本でも食べれるんだろう?」って。今でもバゲットはVIRONが1番おいしいと思ってます。小麦の味が、レトロドールがおいしい。あれからいろんなバゲットを食べてますが、一周まわっていちばんおいしいです。

片山流、パンを楽しむマイルール

ー片山さん流のおいしいパンの選び方と言うものはあるんですか?

片山さん

私は、パン屋さん巡りをするときにマイルールがあって、パン屋さんにその店の1番人気のパンを聞いて、それを必ず買うようにしているんです。そのパンが好きかどうかは関係なく。

たとえば、私はミルクフランスは特に好んで買わないんですが、以前、このマイルールのおかげですごくおいしいミルクフランスに遭遇したことがあります。思いがけずそういうパンに出会えたときすごく感動するんです。ただ、これは毎回あるわけじゃなくて、半年に1回とかそれくらいの頻度なんですが。

そういった体験が、新しいパンに出会いたい欲求につながっていきます。パン屋さんを巡るたびに、まだ出会えていないパンに出合う楽しみがいつもあって。巡り続けるのをやめると出合えなくなる。それがパン屋さん巡りの楽しみのひとつでもありますね。

ー参考までに、その衝撃を受けたミルクフランスって…?

片山さん

高田馬場にある「馬場FLAT」のミルクフランスです。

ーそれは気になります。新しいパンと出合う楽しみを繰り返して、どんどんパンの幅が広がっていくんですね。

片山さん

パリで出会ったときの、あの衝撃を求めて食べ続けているのかもしれません。それを積み重ねながら、備忘録としてSNSやブログで発信をしていくんです。

ーそうやって、パンとの新しい出会いを求め続けた結果が、10,000個のパンを食べた「旅するパンマニア 片山智香子」につながっているんですね。

≫ 中編へ続きます(12/7公開予定)

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