「風の谷のナウシカ」は1984年に公開された、宮崎駿監督第2作目となるアニメーション映画です。
作中では、トルメキア軍はコルベットや大型船などといった飛行兵器を使用していましたが、こちらかなり気になりましたよね?
そこでこの記事では、「あの兵器は何がモデル?」という疑問に対し調査を行って解説していきます。
よ~く見ると、細かい設定などが興味深いですよ!
それでは、最後までゆっくりとご覧ください。
トルメキア軍のコルベットとは?
このステアリング、何かに似てると思ったらトルメキア軍のコルベットだ https://t.co/ZgYABWADA9 pic.twitter.com/wOHVirQu5G
— Taka (@taka2088) September 12, 2020
コルベットとはトルメキア軍の重戦闘機のことです。
翼は4枚で、機体前面下部はガラス張りになっています。
作中での任務は後述する4機のバカガラスの護衛が主な任務で、バカガラスが襲撃された際はアスベルの乗るガンシップを攻撃しました。
バカガラスより運動性や攻撃力に優れていますが、ガンシップよりは劣り、作中ではミトが操縦する風の谷のガンシップに撃墜されました。
装備として機銃やアスベルのガンシップに放ったロケット弾があります。
https://twitter.com/buchi_wakana/status/553192563767664641?s=20
コルベットのモデルは?
コルベットのモデルとしては、フォルムから分かりますが「トンボ」ですね!
https://twitter.com/Big_hornist/status/1279729890074349572?s=20
印象的な4枚の羽が特徴ですね。
実際には羽ばたくのではなく、ロケットエンジンを使った推進力と浮力の航空力学の結晶として飛んでいることが明らかになっています。
原作漫画では重装甲コルベットも存在する
アニメ映画では登場しませんでしたが、原作漫画ではコルベットの上位機種として
重装甲コルベットという飛行機も登場します。
重装甲コルベット、塗装をした状態です。缶スプレーで基本色を施してから、筆で表情を描き込みました。最後にスケール感を強調するため、既存の1/72フィギュアに手を加えたトルメキア兵を乗艦させています。 pic.twitter.com/H64K3CBUhd
— 大森 記詩_KISHI OMORI (@KISHI_OMORI) September 18, 2016
かなり重厚感ありますよね!
装甲が分厚いです。
トルメキア軍の大型船とは?
作中では大型船は2種類登場しますので1つずつ紹介していきます。
オープニングの大型船について
#伝わらないかもしれないけどナウシカの好きなシーン
トルメキアの大型船をメーヴェで追うナウシカ、乗っているラステルと目があう。墜落する船の尾翼を避けて乱流のなかメーヴェをひるがえす←ここ pic.twitter.com/zkWfBVsLgV— スズキ唯知 (@Tadatomo_S) July 1, 2016
トルメキアの大型輸送機。
バカガラスを2機繋げてコルベットと似た形状にしたようなタンデム翼機。
映画版では巨神兵とペジテの王族であるラステルを輸送するという重要な役割を負っていたが、何らかの理由でコントロールを失って腐海に侵入し、その際に蟲を殺してしまった為に、怒り狂った蟲の襲撃を受けました。
そのまま迷い込んだ風の谷で不時着を試みたが、崖に激突して爆発、炎上した。映画のエンディングでも同型の機が多数登場し、クシャナたち生存者を風の谷へ迎えに来ています。
風の谷での墜落については、クシャナが巨神兵の本国移送命令をその重量から実行不可能と結論付けており、過積載が原因であった可能性が高いと言われています。
実際、風の谷に迷い込んでから墜落時まで、常に機体が左に傾いたままのバランスを崩したような状態になっており、飛び方がおかしいとナウシカも指摘もありました。
巨神兵の胎児をペジテ市からトルメキア本国に輸送する途中、その重さに耐えきれず風の谷に墜落した。ナウシカが発見した時には既に無数の蟲に襲われており、舵を引く余裕も無かったようです。
バカガラスについて
もう一つの大型船、通称バカガラスについて解説していきます。
https://twitter.com/kinro_ntv/status/1081172187002765312?s=20
通称「バカガラス」は全長100mを超えるトルメキアの大型輸送用飛行艇です。
巨神兵を運ぶ大型船が墜落した風の谷に4機の編隊で侵入してきた。機体内部の貨物室は広大で、自走砲数両、ガンシップ、多数の兵隊を空輸することが可能。
建造から100年以上経っており、幾度も補修、改修を重ねているため、劇中に登場する4機はそれぞれ細部の形状が異なっている。多数の砲座を持つが、大型火器は装備しておらず、運動性も良くない。そのため、アスベルの乗るガンシップに襲撃された際は成す術なく4機とも撃墜されました。
バカガラスや大型船のモデルとは?
ドイツ空軍の、ある輸送機がモデルなんじゃないかと噂されています。
「ギガント」はドイツ語で「巨人」の意味で第二次世界大戦時のドイツの軍用輸送機である"Me323"がモデル。ちなみに「#風の谷のナウシカ」に登場するトルメキアの大型輸送機バカガラス(画像4)も"Me323"がモデルかと思われます。宮崎駿監督は「ゴリアテ」と名前も考えていたそうです。#未来少年コナン pic.twitter.com/qYSpsueUZl
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) June 7, 2020
まさしくバカガラス!かなり近いことがわかりますね!
ナウシカといえばトルメキア軍の大型輸送機バカガラスですけど、こうやって口をガバッと開けた姿は元ネタになったMe323ギガントと本当そっくりですね。 pic.twitter.com/OKTyvDWoVi
— 鰐軍壮 (@WANIGUNNSOU) January 13, 2017
こちら、かなり信憑性が高いですよね!
モチーフとしていなくとも、インスピレーションを得ていることは間違いなさそうです。
まとめ
ここまでの内容で、「風の谷のナウシカ」の登場したトルメキア軍のコルベットや大型船は何がモデル?などといった疑問に対し調査を行い解説してきました。
以下まとめです。
・コルベットのモデルはトンボ説が濃厚。原作には重装甲コルベットも存在
・作中の大型船は、大型船とバカガラスの2種類が登場。
・大型船・バカガラスのモデルはドイツの軍用輸送機Me323説が濃厚。
かなりインパクトの高い兵器だと感じました。
細かい設定や、ディテールなどすごくこだわって作画しているのが風の谷のナウシカの魅力ですよね。
※また、こちらの記事も参考にされて下さい。
【風の谷のナウシカ】には原作漫画があった?アニメ版との違いについて解説!
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【風の谷のナウシカ】クロトワがかっこいい?セリフや名言について紹介!
【風の谷のナウシカ】トルメキア軍の戦車や自走砲のモデルについて解説!
【風の谷のナウシカ】トルメキアの国旗や紋章の意味について解説!
監督やスタッフさんの努力がすごいことが伝わってきます。
もう一回、集中して觀たくなってきました笑
それでは、最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
感謝!